のんびりホリデーsuicaパス(モバイルsuica版)について

のんびりホリデーsuicaパス、前回は休日おでかけパスと抱き合わせで記事を書いてしまったのでもう一度、今回はモバイルsuica版について記しておきたい。

前回の記事:のんびりホリデーsuicaパス・休日おでかけパスについて

のんびりホリデーsuicaパスはモバイルsuica以外ではこのカード型suicaで買える。 この画像、自前のsuicaなのだがこのカードでも何度となくパスを買っているので印字の跡が残っている。

券売機で印字を消しているが、やはりこのくらい残ってしまう。

モバイルで買ってもカードで買っても料金やフリーエリアはまったく同じ。 変わるのは条件を満たしている場合のJREポイント付与率。 この話が始まるとややこしくなるので後述

概要を言ってしまえば土休日・年末年始・GW・夏休み期間が図のJR区間内、1日乗り降り自由になる。料金は大人2670円・小児1330円(2025年2月現在)だがモバイルsuicaで買う場合は大人料金のみ、小児料金の設定はない。 また、カード型suicaで買う場合は使用する数日前から買えるがモバイルsuigaで買えるのは当日のみとなる。

使い方によってだいぶおトクになる。この記事のアイキャッチ画像はフリーエリア北端、足利駅近くの織姫神社。 この足利から新宿までJRだけ乗り継ぐと通常料金で片道1980円。 いや実は東武の足利市から久喜経由なら1400円で済むのだが、それよりも安い。乗り換えも少ないし、遠く小田原まで行ける。

足利市織姫神社 数々のロケが行われている 

それと、カード型suicaで買うのと大きく違うところは、カードだとフリーエリア内の駅でしか買えないが、モバイルならどこにいても買える上にどこからでも乗車できる。と言ってもsuicaエリアでsuica対応の駅に限るが。

例えば、カードだと高崎や宇都宮の駅では買えない。 一度、神保原や自治医大の駅で改札を出て券売機で買わないといけないが、モバイルなら高崎や宇都宮からでも乗れる。

宇都宮LRT TOHOシネマズ宇都宮近く

高崎から乗って目的地(フリーエリア内)で改札を出る時に高崎~神保原分の242円が残高から引き落とされる(余談だがこの区間、硬券で買うと240円。ICの方が高いってどういう事なのか)。 宇都宮から乗った場合は自治医大までの330円が引き落とされる。 これはかなり便利だと思う。 逆の場合も、都内から乗って高崎で降りた時は242円が残高から引かれる。

では導入とおススメの設定から 

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モバイルsuicaの導入

モバイルsuicaを持ってない人は JR東日本HPのsuicaページからダウンロード(Google playやApp storeでも良い)、インストールしてチャージすればとりあえずそれだけでsuicaとして乗車はできる。 詳しい事はJR東日本のモバイルsuicaのページで説明してあるのでここではスルーするが、クレジットカードの登録等をしなくてもセブン銀行でチャージすれば(セブン銀行でなくても良いが、便利なので)電車には乗れるのだ。 駅にもモバイルsuicaのチャージができる券売機があるが、設置していない駅もまだ多い。 私の最寄りの深谷、岡部には設置されていない。

モバイルsuicaも使えるチャージ専用機:JR籠原駅

ただし、モバイルsuicaでのんびりホリデーsuicaパスを買うにはチャージ残高からでは買えない(カードsuicaなら買える)。

のんびりホリデーsuicaパスに限らず、おトクなきっぷはモバイルsuicaのチャージ残高では買えない。 Google pay や Apple pay にクレジットカードを登録しなくてはならない。 しかし Google pay や Apple pay を使うのはおススメできない。 出来る事ならJR東日本が発行しているクレジットカード、VIEWカード(ビューカード)を作り、そこから引き落とすようにしておくのが良い。 何故か、モバイルsuicaでおトクなきっぷをVIEWカードで買った時だけJREポイントが付与されるからだ。 

JREポイント付与率

これももちろん、JREポイントに登録してVIEWカードとsuicaを紐づけておく必要がある。面倒くさく感じるかも知れないが操作は一度だけ、ポイントが貯まってグリーン券が安く買える事を考えながら操作すればむしろ楽しい作業だ。 

私は数年前に30年以上勤めた会社を退職したのだが、退職する前にVIEWカードを作っておいた。 退職してからではクレカが作れなくなってしまって一生後悔すると思ったので作ったのだ。 VIEWカード決済で付与されるポイントは1000円につき 3%(ゴールドカードだと 8%)。 たかが 3%だがバカにならない。 のんびりホリデーsuicaパスは2670円なので1回買えば60ポイント(ACUREの自販機ジュース60本分)付与されるのだ。

のんびりホリデーsuicaパスの購入

モバイルsuicaアプリで初期設定、クレジットカードの設定をしたら使用当日にのんびりホリデーsuicaパスを買える。

まずアプリを開くとこの画面。 モバイルsuicaの欠点、起動が遅いのは我慢してほしい。 当日しか買えないので駅へ向かいながら切符を買おうと思って開こうとすると中々起動しない。イラつくものだ。

画面が表示されたら一番下の「定期・グリーン・チケット購入」をタップ。

画面が変わったら「おトクなきっぷ」をタップ。

初めて購入する時はこの画面になるハズ。 「のんびりホリデーsuicaパス」をタップ。

説明文の画面になるので「購入へ」をタップ。

確認画面になったら支払い方法を選んでタップ。

購入が完了すると「購入済みのチケット」と表示される。 この画面になれば使用できる。

2回目以降に購入する時は「おトクなきっぷ」を選択した後に下の画面になる。

この場合「前回内容から購入」をタップすると購入確認の画面になるので支払い方法を選択して申し込み。

これでフリーエリア内はどこでも乗り降り自由になるので細かい事は気にしないで済む。北関東から東京へ行って、気が向いて湘南へ行っても小田原までなら追加料金は掛からない。 ただし間違えてJR以外の路線に乗らないように(suicaなので改札通過してしまう)。

気をつけてほしいコト

上にも書いたが、これは当然だがJRのきっぷなので他社の路線では使えない。 そんな事は解っていると言われそうだがICカードが相互利用になってあまり意識しないで利用している人も多いのではないだろうか。

私はオートチャ-ジをガンガンしてしまうと後々が大変なのでモバイルsuicaはJRだけにしている。 乗車だけでなくACURE自販機や NewDays・いろり庵きらく等のJRのお店でもモバイルsuicaを使う。 しつこいがポイントの付与率が違うから。 もちろん黄色のsuicaマークのお店でも。 詳細はコチラの記事で。

あと、たまにある事なのだが・・・ モバイルsuicaは設定で自動ログインしてくれるのだが、一定期間ログインしないとパスワード入力を求められる。 そもそも改札を通るだけとかsuica支払いをする時はログインしないで使えるので、おトクなきっぷを買う時くらいしかログインしない。 しかもこのアプリ、パスワード保存されない。

のんびりホリデーsuicaパスは当日しか買えないので当然のように朝、電車に乗る前に買うのだが、駅に向かっている時に買おうとしてアプリを開こうとするとパスワード入力を求められる時がある(コレ、結構な頻度で発生する)。 家から出てしまうとパスワードが判らなくて買えず、駅の券売機でカードsuicaを使って買ったことが何度もある。

※2025年3月追記 : ログイン方法が端末と連携された模様。これでログイン出来ないリスクはなくなるか。

この写真のあたりで操作していてログインできないとアウトだった

あとはよく言われている、起動に時間が掛かる。 開いてくれれば良いがエラーになったりするとムカつく。 ギリギリの時間だと本当に切符を買えなくなるので時間に余裕を持って操作するようにしている。

最後に、モバイルsuicaを使うなら JREポイントに登録する事を強くおススメしたい。 何度も言っているがおトクなきっぷをVIEWカード決済で購入するとポイント付与される他に通常の乗車、駅ナカでの買い物などでポイントがつく。 しかもモバイルsuicaでの乗車ポイントはカード型suicaの4倍も付くのだが、一番の恩恵は普通車グリーン券が600ポイントで交換できる事だと思う。

普通車グリーン券料金(2024年現在)通常料金とは券売機で購入する硬券の値段

これがグリーン車料金(2024年現在)。 券売機でsuicaグリーン券を買うだけでもおトクなのだが、これをポイントで交換すると

Uターン乗車(宇都宮線から高崎線など)は出来ないが、距離は関係ない。小山から小田原まで乗り継いでも(乗り継ぐ時は読み取り部タッチを忘れずに!)この値段だ。 ポイント交換は1ポイント1円相当なので、登録しただけのステージ1でも600円相当で交換できる。まあ登録してすぐはポイントも貯まっていないと思うが、ビューカード新規入会でポイントプレゼントキャンペーンなどいつもやっている。 いま2025年2月にキャンペーンを覗いたら12000ポイントプレゼントとか訳の分からん事をやっている。 私の時は5000ポイントくらいだった記憶がある。このポイントは1ポイント1円でsuicaにチャージもできるので登録するのがおトクなのだ。

JREポイントについてはJR東日本HPで詳細を確認できるので見てほしい。 コチラでも紹介しているが。

蔵の街栃木市、巴波川遊覧船からの写真

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