- JR足利駅北口2番または3番のりば あしバス アッシー富田線下り約10分 アシコタウンあしかが下車
- 東武鉄道足利市駅南口 あしバス アッシー富田線下り約25分 アシコタウンあしかが下車
金曜日の夜、予定を立てていた。 翌日の土曜日の午後に群馬のシネマテークたかさきに行く事は決めていた。
あとは例によって午前中にどこへ行くかなのだが、鑑賞する作品は全国250館以上で上映してるものを観ようと思っているのでいろいろと組み合わせられる。
まず近いところ、イオンシネマ高崎と熊谷は大丈夫。 でもせっかくなので普段あまり行けない所が良い。 ちょっと調べてみると、MOVIX伊勢崎はアウト、早い時間はバスが動いてない。イオン太田は電車の本数が少なくて間に合わない。109シネマズはそもそもムビチケ買ってないしポイントも貯まってないので今回はパス。いやU-NEXTポイント使えるか。でも来週以降に使う予定があるので今回は使いたくない。そういえば109はVポイントで交換できるようだがチケット1枚に2200ポイント使うようだ。普通に買う方が安いじゃん。 あとはVポイントの映画ギフト。これもTポイントの時はよく使っていたがVポイントになって使いづらくなった。元に戻せないものか。 などとつい悪態をつくような事を考えてしまうが、今回は109はなしだ。
絞ってみるとユナイテッドシネマの上里と足利。 上里はここの所ちょくちょく行ってるし、足利はクルマの運転が面倒でしばらく行ってないので久しぶりに行ってみようか、今度は電車で。
ただし朝が早い。 気持ちが負けないように起きたらすぐに動き出そう。
早朝の深谷駅。 ・・なんか良い感じ。 明け方の若者たちみたいだ。 時刻はAM5:30過ぎ。
15分くらい余裕があるんだけどこの時間、寒さが効くな。 なるべく風に当たらない階段下で待っていよう。
時刻通り電車到着して乗車。籠原で例によって増結停車。ドア開けっぱなしだと寒い。ボタンを押して閉めよう。
発車して次の駅、熊谷で降りる。 ここから秩父鉄道・東武鉄道と乗り継ぐ。 JR高崎経由だと乗り換えは少ないが始発に乗ってギリギリなのでこちらのルートにしたのだ。
熊谷駅改札で秩父線の案内があった。親切だな。 ちなみにふかや花園駅というのは2022年に開業したアウトレットモールがあるところ。
秩父線ホームに着くと羽生行き電車が停車中。でもこれには乗らない。以前ここで乗り遅れた事があるので無理のない計画を立てているのと、これに乗っても足利でバス待ちの時間が長くなるだけなのだ。
ここもまた寒い。 20分待って乗車。 ここから羽生まで30分弱、本を読んであっという間に到着。 しかし土曜日だけど高校生ばかりだな、加須とか久喜の方の私立高校の生徒さんかな。
羽生に到着して隣の東武伊勢崎線下りホームへ。
下りホーム。 高校生のみなさんはほとんど上り方面へ乗り換え。 ここから東武伊勢崎線でいったん群馬県に入り館林駅まで行く。
3駅で館林駅に到着して接続。降りたホーム反対側に停車中の電車に乗り換え。 この館林は東武伊勢崎本線と支線の東武佐野線、東武小泉線が分岐するターミナル駅。 伊勢崎線はここ館林と太田で接続になる。 乗り込んですぐに出発。
ここから足利方面に向かう電車に乗るのは初めてだ。 車窓からは以前仕事でイヤと言うほど走った場所ばかり。 スーパービバホーム、多々良駅、国道50号が遠くに見える。 今となっては懐かしい。
と朝から感傷的になっている間に栃木県に入り、線路が高架になって足利市駅に到着。 ここからはバスでの移動になる。
上りホームで特急リバティりょうもうが停車していた。 こちらが到着するの待ってたんだな。 このあたり単線だからな。
初めて降り立つ駅は新鮮だ。 1Fへ降りてみる。
駅はこんな感じらしい。 改札を出て右、南口を出た右にバス停があるはず。
南口へ向かう。
バスがいる。 ちょっと早すぎる気がする。 行き先を見ると・・やっぱり違う便だった。
近くのコンビニでコーヒーを飲んで戻ってみると、目当てのバスが到着した。 出発の約10分前。 寒いので乗車して待つ。
出発まで外を眺めていると、市営の「あしバス アッシー」が続々とロータリーに入ってきて順番待ちしてる。 足利市は民間の路線バスが運行しておらず、この市営バスと高速バスしかないのでもっと寂れたバス事情なのかと思っていたが、これはすごいな、舐めてた。このくらいバスが充実してれば観光にも使えるだろう。
この東武足利市駅は渡良瀬川の南岸に位置している。川を挟んだ北岸にJR足利駅があるが、この様子だとこちら東武駅がメインなのだろうと思う。 では出発。
市街地の病院などを経由して渡良瀬川を渡りJR足利駅へ到着。 映画館へ行くのでここはスルーだが、このバス停は駅舎からちょっと遠い気がした。
ロータリーを回って2番に停車した。 ここも数分のあいだ停車してから出発。
JR駅から10分ほどで大型ショッピングモール・アシコタウンあしかがへ到着。 深谷で電車に乗ってから2時間半経っている。 クルマなら1時間なのだが。
駐車場を囲む形のオープンモール。 まだ早い時間なので駐車場もまばら。
ヘタな絵だがアシコタウンの見取りはこんな感じ。 劇場は敷地の南西部の2階にある。 バス停から歩いて向かうと
階段とエスカレーター。 上がったところが劇場入口になる。
まだ早い。 開場まで10分以上ある。 5分前くらいになるとお客さんが続々訪れて行列が出来始める。
2Fデッキから撮影。 10時過ぎると駐車場はいっぱいになる。 しかしケーズデンキにヨークベニマル、カインズと北関東らしい風景だ。 ベイシアやヤオコーではなくヨークベニマルなところが栃木らしくて好きだ。
営業開始時間がきて入場。 ユナイテッドシネマらしい有人チケットカウンター。 買う時にモニター見られるようになっているが、前からこうだったっけかな。 前寄り通路側をゲット。
少々待って入場
劇場は8スクリーン。 大きい箱は二つ。 今日は100名ちょっとのスクリーン。 入って座ってみると・・
ユナイテッドシネマってふかふかなシートのイメージだったがちょっと硬い感じ。 上里ばかり行ってるからそう感じるのか、背もたれもちょっと低いな。 頭をシートに預けると腰にスペースができる。 腰痛持ちにはちょっと辛い。うまく体勢を変えながら観ないとだな。
そうは言っても朝イチで混んでる訳でもなく気持ちよく鑑賞。 帰りのバスもちょうど良い時間にくるはず。
来た来た。 出発まで約10分あるので運転手さんはここで小休止。
時間がきて出発。 来た道を帰るが次は両毛線に乗るのでJR足利駅で降りる。 乗り換え時間は8分。バスは時間が読めないのでちょっと緊張するが無事に到着。
JR足利駅北口。 ここから乗るのも初めて。
改札を通ってホームに向かったが駅はこんな感じになっている。 これは使いづらそうだな。 春日部駅などと同じだ。 バスで来て南口に用がある人はどうするのだろうか。 近くの踏切まで迂回するのか、お金を払って入場券買うのか・・。
そんな事を考えている間に高崎行き列車が到着。 これに乗って終点の高崎まで行く。 予定通りに動けて良かった。
ここは両毛線高崎~小山間のほほ中間点。 少し小山に近いのだがどちらも一時間くらい掛かる。 隣にあしかがフラワーパーク駅が出来たのだが日中は1時間1本のダイヤになってしまう。 これだとせっかく駅が出来ても観光に鉄道は使わないのではないかと思ってしまう。 年に何日か、フラワーパークがライトアップする時間だけ東京からの直通電車があるようだが。
栃木県の観光地いうと日光や那須がメジャーすぎてあまり目立たないが、この足利市も観光地としては見どころがたくさんで面白いと思う。 あしかがフラワーパークは隣駅だが、足利学校・鑁阿寺(ばんなじ)・織姫神社などは足利駅から徒歩圏内だ(東武ではなくJRの足利駅)。 市営の観光用駐車場がたくさんあるのもうれしいポイントだ。
あとは市内で映画ロケがたくさん行われている。 例えば
宮沢りえさんのお風呂屋さん。 この写真撮影時は営業していたが後に廃業してしまった。
綾瀬はるかさんがスクリーンから飛び出した劇場。 区画整理で取り壊しが決まったらしい。 もう一度行きたい。 上部アーチの劇場通りの文字、ロマンス撮影前は足利東映という文字だった。
お風呂屋さんと劇場通りは市街地の至近距離。歩いているだけで聖地巡礼ツアーになってしまう。
あと旧足利西高校とかあるが数えたらキリがない。
そんなわけでマイナー作品がユナイテッドシネマあしかがで上映される時があるが、だいたい足利で撮影された作品だったりする。
それにこの劇場、前に某アニメ映画を別々の劇場で6回観た事があるのだが、ここの映像はやたら綺麗だったのを覚えている。ダメなところは絵がボヤケてまったく集中できず、翌日に浦和へIMAXで観直しに行った事がある。 技術的な事は解らんが、そんな事があったのでこの劇場は信用しているのだ。
しかし久しぶりに来られて良かった。 特に電車で来られて楽しかった。 アッシーにも乗れたし。 と考えながら両毛線に揺られる。 足利ロケ作品は数あれど、やっぱりロマンス劇場だな、帰ったらサブスクで観ようかな と思いを馳せるのであった。
・JR足利駅北口2番または3番のりば あしバス アッシー富田線下り約10分 アシコタウンあしかが下車
・東武鉄道足利市駅南口 あしバス アッシー富田線下り約25分 アシコタウンあしかが下車