東武鉄道太田駅南口1番のりば矢島タクシーバス イオンモール太田行き約12分 イオンモール太田2F
イオンモール太田、群馬県太田市の東部、栃木県の足利市に近い場所に位置している。 自宅からはクルマで1時間掛からないのだが行って帰ってくるといつも疲れてしまう。今回時間ができたので電車で行ってみる事にした。
ここは群馬県伊勢崎市の東端、東武伊勢崎線の境町駅。 平成の合併前は群馬県佐波郡(さわぐん)境町と言っていたところ。 3km南へ向かえば埼玉県。その名の通り県境の町だ。
東武伊勢崎線の終点、伊勢崎駅まで3駅。ここまで来ると運行ダイヤは貧弱になっている。 土曜日の午後で1時間1本、乗り遅れたらアウトなので余裕をもって到着。
このあたりは民間の時間貸し駐車場はないのだが、境町駅は東武鉄道パークアンドライド利用可能駅になっており駅隣接の駐車場に有料で停める事ができる。 1日500円、特急利用で300円に割引になる。 このパークアンドライド、利用する駅によって割引の条件が違うのだが関係ないので500円を支払う。
と言ってもこの駅、時間帯によって無人駅になるのでどうやってお金を払うの? と思って違う日に事前に下調べに来たのだが、昔よくあった日貸し駐車場のシステム(今もよくあるが)で駅に封筒が置いてあり利用者がナンバーや駐車位置を封筒に書いてお金を入れて料金箱に入れるというものだった。 何とも言えないアナログ感、これでは特急券を購入したか確認できないのでは・・と思ったが、いい大人なので邪推するのはやめよう。
隣の世良田駅の方が近いのだが、あそこはクルマで行く駅ではない気がする。こちらは13台分の駐車場があるので安心だ。
のんびり待っていると伊勢崎方から列車到着。 4両編成だがけっこうな人数が乗っている。 空席はなくはないが太田まで4駅。ここは立って車窓を眺めていこう。
世良田を過ぎて木崎駅、ここは2015年に太田市合併10周年事業で製作された映画「群青色の、とおり道」に出ていた駅だな。まあこの辺りも仕事でイヤと言うほど来ていたのだが電車で車窓を眺めると新鮮だ。鉄道は早いし。
木崎を出て細谷駅へ。 ここも何と言うことのない駅だが大学と高校の最寄り駅なので乗降客は多め。 細谷を出ると風景が変わってきて線路は高架になり太田駅へ到着。
太田駅ホームへ降り立つ。 東武鉄道1社の駅だが伊勢崎線、桐生線、小泉線が乗り入れる3面6線の高架駅。 群馬でこれだけの駅はなかなかないのではないか。
1Fに降りて改札は1カ所。 バス停は南口。
南口を出てロータリーにバス停があるようだ。 イオンモール行きのバスは矢島タクシーという会社が運行してるはず。
南口を出て撮影。歩道も広いが人は少ない。
南口からロータリーを歩くとまずタクシーのりば、その先にバス停か。
1番のりば、イオンモール行きがある。これだ。 ん? 熊谷駅南口? 熊谷は朝日バスが北口発着のはずだが・・・
調べてみたら矢島タクシーが熊谷駅南口までOta-Cityシャトル500というバスを運行していた。 1日14往復。 太田市内で数カ所停留所があってその後は熊谷駅までノンストップ。太田市民が新幹線に乗るためのバスだな。 朝日自動車より便がだいぶ少ないが朝日も休日の日中は太田まで来るのは1時間1本なので良い勝負かも知れない。 ちなみに朝日自動車のバス停はとなりの2番のりば。
そんな事を考えているうちにバス到着。いつの間にかバス待ちのお客さんがたくさん待っている。 高崎駅でイオン行きのバスを待つ人より多い。 群馬ってマイカー王国ではなかったのか、と思うが免許をとる年齢になっていない若者と、この地域に多い外国人のお客さんがたくさんいる。
乗車して10分少々でイオンモールに到着。 ここは2024年の2月に大増床工事が終わって店舗面積は広くなったがシネマに行くのが大変になった。
簡単な図だがシネマ入口から入ればすぐエスカレーターがあって2Fに上がれば映画館なのだが増床して入口まで行くのが大変になった。 エスカレーターは他に何カ所もあるのでどこから入店しても2Fに上がって端に向かえば映画館に着く。バス停は裏側のほぼ中央なのでやや遠い。
そして早朝に入る際は時間外入口から入ってすぐ右へ折れて階段を昇り、立体駐車場を通って店内に入る。動線が悪いが高崎店よりは判りやすい。
映画館のドリンクは高いので店外の自販機でコーヒーを飲んで落ち着く。
この背中側がシネマ入口へ向かう通路なのだが、知らなければ従業員用出入口のような感じになってしまっている。もちろん写真に写っている入口から入ってもシネマには行けるのだが。
シネマ入口から入れば目の前にエスカレーターがあるので迷わず行ける。
ロビー、空いている。 土曜の午後はこんなものなのか。 混んでいる時は券売機が大行列になって上映時間に間に合うかハラハラするのだが。
ここはロビーにトイレがあるので良い。ちょっと狭いがあるのとないのでは大違いだ。
上映時間の10分前から入場、だが数分遅れ。 このくらいなら何と言う事もないが、何となくスタッフが足りてない感じ。空いているのだが。
入場する。10スクリーンの広い劇場。 ここにもトイレがあってありがたい。
ここの劇場はイオンシネマ独自のアップグレードシートが設置されている。 衝立があるので109シネマズのエグゼクティブシートより快適に鑑賞できる。 +500円だがドリンク券も付いてくるのでおトクだ。 観やすい後方の席なので個人的にはほとんど利用しないが、このエリアでアップグレードシートがあるのはここと羽生だけだろう。
着席すると、良い感じ。 イオンシネマ独特の中央に通路があるスクリーンではないので安心する。
帰りのバスの時間がちょうど良いので寄り道はできない。 約2時間半の上映が終わって外に出ると夜になっている。バス停に行ってみるとまた結構な人数が待っている。
バスが到着して乗り込む。 座れないんじゃないかと思うくらいだったが無事に着席。
駅に到着すると、まあ昔の太田のイメージとは違うが大きな町の駅の割に人が少ない。 若者と外国人の人が多い。電車の本数が少なく待ち時間が長いが寄るところもないのでホームで待とう。
ここ太田市の隣町、生活圏がほぼ同じの大泉町は外国人比率が住民の約20%を占めているらしく、旧R354(現在の県道142号)を走るとポルトガル語の看板を掲げた店舗が軒を連ねている。 お客さんも外国語を話す人が多くてやはり国際的な地域だ。
今日は電車とバスで来てみたが、クルマと比べると時間は3倍以上掛かった。 1件だけで来るなら我慢して運転して来よう。 電車を使うのは足利、佐野、小山あたりとハシゴする時だろうな、と夜の伊勢崎線の車窓を眺めながら考えるのであった。
東武鉄道太田駅南口1番のりば矢島タクシーバス イオンモール太田行き約12分 イオンモール太田2F