関連記事・きっぷの買い方はコチラ ぐんまワンデーローカルパスについて
最近、あまり映画館に行かなくなってけっこう悶々としていたのだが、何となくJRのアプリを触っていたらデジタルの駅スタンプを集められるようになっている。 しかも何も用意する物もなく手軽に。 これを見た時、ちょっとヤバいなと思った。 ハマる要素満載なのだ。
だいたいこういうスタンプ帳とか神社の御朱印帳とかは用意して持ち歩かなくてはならないので煩わしいし、何より時間とともに古くなってしまうので集めた事がない。 しかしデジタルなら色褪せる事もなくスマホひとつあれば良い。

駅にこういうものがあるらしい
見てみるとJR東日本管轄内の主要664駅に設置してあるらしい(2026年3月現在)。 もういい歳なのでこれを全部集めようなどとは思わないが、自分の行動範囲の所だけ集めてみようか、などと考えてしまう。 楽しそうだ、男子のコレクション心理をくすぐられる。 スタンプラリーなどにはまったく興味がないのだが、静かに自分のペースでやれるのなら良い。
このエキタグ、JR東日本企画の運営らしいが各鉄道会社も導入している。 私鉄まで手を出すと際限がなくなるのでJRのみ、アプリもエキタグアプリは使わないでJRアプリだけ使う事にした、とりあえず。

画像出典:JR東日本アプリ ver3.8.9
で、アプリのこのページを見ると設置してある駅が表示されている。 基本的に無人駅には設置されていないようだが、一部の無人駅には設置されているようだ。
とりあえず自宅から近い群馬県の駅を拾い出してみると22駅、うち新幹線単独駅が2駅。 すぐに集められそうな気がするが、3路線が重複する高崎~新前橋間と高崎線以外の路線はだいたい日中1時間に1本か2本。 吾妻線にいたってはその1本が特急だったりする時間があるので実質2時間待ちの時間がある。 これだと降りて次の電車を待って乗るという事ができないので1日の行動に限度がある。
とある週末に連休になったので思い切って行ってみる事にした。 映画館に行く予定もないし。 久しぶりにぐんまワンデーローカルパスを買って行こう。
2026年3月にJRが運賃値上げをしてのんびりホリデーsuicaパスは2670円が2850円になり、休日おでかけパスは2720円から2950円と200円前後の値上げになったがこのぐんまワンデーローカルパスは2500円から2600円と100円の値上げに抑えられている。ありがたい事だ。

前日の夜にGunMaaSのサイトできっぷを購入してこの日の朝に「使用開始」。 下りの籠原始発の電車に乗るために朝の5時半に駅にきた。 この時間に駅員さんはいない。 他のお客さん、いなければ良いなと思ってきたが写真に写っているようにクルマで送ってもらったらしい女性3人組がいる。 間が悪いことにほぼ同時に改札を通過したのだが、こちらはデジタルパスなので自動改札を通らない。

当然なのだが改札をスルーしてホームに入るのでメチャクチャ不審そうな顔をしてこちらを見ている。 ヘタをすると通報するんじゃないかというくらいガン見している(まあ通報されても良いのだが)。 前回もそうだったがあまりにバツが悪いので次からは入場券だけ買って入ろうかなとか思ってしまう。 いや実際に買う事はないのだが。
高崎までに気を取り直して、最も時間調整が難しそうな吾妻線から向かう。 この時間、吾妻線は新前橋始発になるので両毛線に乗って新前橋で乗り換え、到着して4分後に出発。 いよいよスタートだ。

上越線と吾妻線の分岐駅の渋川駅に到着。 ここで上越線の接続待ちで15分くらい停車するらしい。 フリーパスなので外に出られる。 出てスタンプもらおう。 ついでにトイレとニューデイズにも行こう。

渋川駅前。 電車で来たことは何度もないが、ここはイヤと言うほど来ていた街。 こんなにきれいな駅前だったのか。
ここでスタンプ1個ゲットできたが、この先スタンプがあるのは中之条・長野原草津口・万座鹿沢口の3駅。 いちばん遠いのは終点のひとつ手前の万座鹿沢口。 しかし折り返しの1駅手前なので待ち時間は最も短くて済むので万座鹿沢口まで行く。 時間はここから1時間15分。

到着。 ここ正確には万座・鹿沢口と中央に「・」が入る珍しい駅。 この次の大前駅が吾妻線の終点で、大前まで行かずにここで折り返す電車が多数らしい。 しかしこの時は大前折り返しの電車だったので40分くらい時間がある。

ここは駅舎は大きいが無人駅。 同じようにここで降りてエキタグをタッチしてる人が何人かいる。 ここは群馬県吾妻郡嬬恋村の中心部で、この先の終点大前駅から14km西へ進めば長野県に入る場所。

駅を出たところにこのような碑があったが他に見るものは特になさそう。 近くにコンビニがあったので間食を摂って駅に戻る。
そしてこの次は弾丸移動。 渋川まで帰って上越線の下りに乗って終点の水上を目指す。

水上駅。 電車で初めて来たが駅前が土産物屋さんで賑わっていたのは意外だった。 しかしここは折り返し駅で停車時間は6分。 スタンプをゲットしてこの写真だけ撮ってUターン。 駅員さんにデジタルパスを提示して出場して数分でもう一度すぐに入場。 駅員さん不審そうな顔をしてたかも。
そして6分後の上り電車で移動。 今度は渋川まで帰らずに途中の後閑駅で降りる。

ここが後閑駅。 関越自動車道の月夜野ICがある旧月夜野町。 合併して大きくなったみなかみ町の役場があるところでスーパーなどもあり隣接の沼田市にも近く、住民の方にとってはこの辺りが町の中心ではないか。
なぜここで降りたかと言うと、この駅にスタンプが設置してあったのと、新幹線駅の上毛高原駅へ行くため(徒歩で)。 バスも出ているのだが1日4本くらいで朝と夕方のみでこの時間はまったくない。

谷川岳が見えて景色が良いところ。 しかし、クルマで何度もこの辺りには来ていたので知っているのだ。 ここから上毛高原駅まで心臓破りの上り坂だという事を。
マピオンで調べると後閑駅の標高が約370m、上毛高原駅が約440m。 途中、利根川を渡る月夜野大橋が360mくらいらしい。 体力がある人はなんて事ないと思うが、今の体力ではかないキツいと思う。 時間に制限がなけれなまだ気楽だが上毛高原駅から東京行きの新幹線が出るまで約50分。 距離は3km弱なので平地なら余裕で間に合うが坂を上りながらだと不安だ。 急がなければ。

利根川を渡って行くとこんな所が。 寄りたい気もするが急がないと。

ここは旧街道ではなかろうか。 ずっと直進するとR17と合流する。

途中で右折していよいよ本格的な上り区間。 ここは利根沼田学校組合立利根商業高校。 全国的にも珍しい組合立の学校で、数年前までここの卒業生と同じ会社で働いていた。
その男はこの先の高台から通っており、朝は下りなので自転車をこぐことなく通学できたが、帰りは急坂で地獄だったと言っていた。 行きと帰りで時間が倍以上違ったらしい。

息が上がってくる。 キツい。 そんなにキツいなら逆に新幹線から在来線へ向かえば良いと思われそうだが、吾妻線を使って移動するとなるとこのコースしかない。 高崎へ帰って新幹線に乗って上毛高原まで来ると乗り継ぎが悪くて半日近く変わってしまうのだ。

とりあえず急坂は克服したが駅までまだある。 足がガクガクでたぶん真っすぐ歩けていない。 スマホで時間を確認する動作も面倒くさい。 景色は相変わらず良いのだが。

ヘロヘロになりながら何とか到着。 ここが上越新幹線の上毛高原駅、時間は10分ほど余裕がある。 当然だが歩いてこの駅に来ている人はいない。 バスが何台かいるが水上(平仮名のみなかみ町ではなく水上温泉郷の事)から来ているようだ。 さっき水上駅で降りた時にバスに乗れば来られたらしい。 そうすればここから後閑駅まで下りで向かえたのか。 後閑で上越線にどのくらいの待ち時間で乗れたのが調べたくなるが、やめておこう。

広い駅でエキタグがどこにあるか改札内で迷ってしまったが何とか見つけられた。 もう階段は上がれない、エスカレーターでホームに行こう。

高崎まで1駅、新幹線に乗車するがぐんまワンデーローカルパスでは新幹線に乗れないのでここは別途支払い。 モバイルsuicaのタッチでGo!で入場して当然のように自由席。 しかし空いていたので着席できた。
そして再び弾丸移動。 高崎に帰ってから信越線に乗って横川まで乗車。 折り返し7分の間にスタンプをゲットして駅前で写真を撮って帰ってくる。

横川駅近く 癒される
ここからまた高崎へ帰って高崎線でこの日は帰宅。 充実した日だったが気になる事が。 上毛高原の他にもうひとつ、群馬県には安中榛名という新幹線秘境駅がある。 調べてみたらJR信越本線安中駅から8km以上ある。 これでは歩けない。 安中駅からコミュニティバスが出ているが平日しか運行していない。 ダイヤ改正が最近行われたようで、以前は磯部駅から行けたようだがこの時は平日に安中駅からしかアクセス出来なくなっていた。
幸運にも数日後の平日が休みになったので行ってきた。 群馬八幡・磯部・安中と駅を巡ってバスで安中榛名へ。 駅周辺は新興住宅地になっているが、お店がまったくなくて生活するのはちょっと大変かも知れない。 駅が出来る前は山、というより山奥だったであろう場所だ。

右に見える黄色いバスに乗ってきた。 エキタグをゲットして次の上り列車まで1時間以上。 駅構内の駅そば(おぎのやさんかも)が営業していたのでそばを食べて、あとはホームの待合室で延々と待っていた。

上毛高原の時と違って今回は自由席が満席状態。 デッキに立って高崎まで帰ってきた。
おそらく、と言うかまず間違いなく今後訪れる事のない駅だろう。 そう考えると貴重な経験をしたかな、と考えられなくもない。 ありがとうエキタグ。



