のんびりホリデーsuicaパス・休日おでかけパスについて

JR東日本の首都圏エリアでは定番のような商品だが、たまにしか鉄道利用しない人ってこういう商品があるのを知らないことが多い。JRに限らず私鉄でも「おトクなきっぷ」は必ず用意しているので使わないともったいないと思う。

お出かけ前に鉄道会社のホームページをのぞいてみれば料金も買い方も明記してある。 この切符について言えば、もちろん行き先にもよるが例えば北関東(私の自宅近辺)から神奈川の藤沢市まで2名で日帰り旅行すると通常料金より4000円くらい安くなるのだ。使わない手はない。

これはのんびりホリデーsuicaパスのフリーエリアだが、JR東日本サイトのイラストを真似て描いてみたら似すぎてしまったので簡素化してみた。 東京都内のJRは全線乗り放題。 神奈川は東海道線小田原以西がエリア外。埼玉は八高線寄居以北がエリア外になり、千葉は成田空港まで。茨城と栃木は一部。群馬は全線エリア外だ。

休日おでかけパスはこれに千葉の久留里線が加わり、上越新幹線の本庄早稲田と東北新幹線の小山までの乗車券として使える。

料金は2024年時点でのんびりホリデーsuicaパスが2670円、休日おでかけパスが2720円と殆ど変わらない。何が違うかと言うと、のんびりホリデーはsuica専用。 休日おでかけパスは磁気乗車券のみ。 suicaを持っている人はのんびりホリデーで、持っていない人は休日おでかけパスという事になる。

エリア内の駅でしか発売していないのでギリギリエリア外、例えば石橋から乗る人は1駅だけ乗って自治医大で改札を出て買わなければならないが、モバイルsuicaでのんびりホリデーを買えばそんな煩わしいことはしなくて済む。自動改札を通過する時に乗り越し分は自動で計算して残高から引いてくれる。 以前、高崎から乗って新宿で改札を通った時にちゃんと計算してくれた(はず)。

ただこの切符、名前の通り基本は土休日しか使えない。 あとは年末年始とGW、小学生が夏休みになる7月下旬から8月いっぱいまでは平日でも使える。有効期限は1日。

いつもモバイルsuicaで買っているので券売機で買うこともないのだが、人の少ない平日の昼時に最寄り駅へ行って途中まで操作してみた。

指定席券売機、いわゆる青い券売機で買う。 機種によってはオーソドックスな緑色の券売機でも買える。

右側の「おトクなきっぷ」をタッチ

もう一度「おトクなきっぷ」をタッチ

休日おでかけパスは「おトクなきっぷの購入」、suicaなら「ICカードのおトクなきっぷ」をタッチ。 ちなみにICカードはsuicaのみでpasmoは使えない模様。

これはICカードのおトクなきっぷを選択した画面。 確かこの前にsuica定期券は使えませんとか注意事項が表示されたと思うが、確認して次へ行くとこの画面が出てくる。

休日のみ使えるきっぷなので平日の券は買えないようになっている。この画面だと11月16日と17日に使用するチケットが購入できる。

ここまでしか操作しなかったが、この後は機械にsuicaを入れてから現金で買うかsuicaの残高から払うかを選んで購入になったはず。 するとゴチャゴチャと印字されたsuicaが返ってきて切符のようなものが2枚出てくるが、これは切符ではなく注意事項などが記載されているものだ。

この切符は、まあ当然だが遠方へ行けば行くほどおトクになる。 調べてみると2024年の運賃で新宿~神保原往復で3036円。 新宿~小田原も同じ。いや新宿から小田原へ行くのにJRは使わないと言われそうだが。 新宿から茂原や自治医大へ行くのも同じ値段。 乗り降り自由で400円安いのだから充分なのだがそれほど安いわけでもない。

これが神保原~小田原だと往復6160円になる。自治医大~久里浜も同じ。これは大きいのではなかろうか。 神保原や自治医大の人が神奈川へ観光に行くのにわざわざ小田急や京急には乗り換えないと思う。

これは私のようなフリーエリアの際に近いところにいる者には恩恵が大きい。 小田原から宇都宮へ行くにしても乗り越し料金は片道330円だ。今は東海道線と高崎線、宇都宮線と横須賀線が直通運転になっているのでグリーン券を買えば乗り換えなしでハイグレードなシートに座っていられる。(普通グリーン券、JRE会員になれば格安で買えるし)。

ウチから新宿へ行くと片道1342円。運賃は大して得にはならないが、フリーパスなので気楽なのだ。 駅そばを食べるためだけで改札を通過したり、出先で予定変更して新宿から川崎や横浜の方へ行ってもお金が余分に出ないのだ。

自分はいつもモバイルsuicaで買っているが、前述の乗り越しが楽なだけでなく、モバイルとカードsuicaではポイントの付与率が違うのだ。ポイントが付くのはJRE会員になって手持ちのsuicaを登録しなくてはならないが、強くお薦めしたい。詳細はまたの機会に。

今年、実家の年老いた母とこのきっぷで鎌倉の方へ行ってきた。

こんなところや

こんなところも群馬に近いところから2670円で行って帰ってこられるのだ。

いや、このあたりはJRから江ノ電に乗り換えて行ったのだが・・・

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